ダウン症が喫煙で発症する確率は

ダウン症が喫煙で発症する確率は

■ダウン症が喫煙で発症する確率は

 

喫煙者の妊婦の子供がダウン症にかかりやすいのでしょうか。

 

 

 

 

タバコは、百害あって一利なしと言われるほど害のあるものです。
しかし、なかなか禁煙を行うのはむつかしいものです。

 

 

喫煙している妊婦は、18%くらいいるそうです。
妊娠がわかったら止めたという妊婦がほとんどですが、中には
喫煙したまま出産した妊婦もいるようです。

 

 

喫煙者の妊婦の赤ちゃんがダウン症になる確率ですが、現状では
ダウン症が、タバコにも原因があるとは発表されていません。

 

 

ただし、タバコが原因で胎児に影響が見られる例は多いそうです。

 

 

また、妊娠中だけでなく妊娠前から喫煙していると、ダウン症の
発症原因にも影響があるかもしれないのです。

 

 

■タバコが胎児に与える影響

 

妊婦が喫煙していると胎児にどのような影響があるのでしょうか。

 

 

 

 

妊婦が喫煙することにより胎児に最も影響するのは、胎児の体重です。

 

 

タバコの影響で妊婦の血行が悪くなるので、胎児が大きく育たない
ということです。

 

 

体重の少ない未熟児が生まれてくる確率は、非喫煙者と比べて2〜3倍
あるそうです。

 

 

低体重は、タバコの量には比例していて、ヘビースモーカーほど未熟児は
できやすいのです。

 

 

早産や流産も多いようです。

 

 

また、喫煙により母体の血管が細くなるので、胎児の知能の発達の遅れなど
の障害も見られるようです。

 

 

さらに、血行の不良により開放性神経管奇形が発症する可能性が高くなります。
開放性神経管奇形とは、胎児の発育期に発症する病気です。

 

 

胎児が脳やせき髄を作る際の元になる「神経管」と呼ばれる管状の細胞の
一部がふさがってしまうことにより、脳や脊椎が正しく成長できなくなる
疾患です。

 

 

開放性神経管奇形には、二分脊椎と無脳症があります。

 

 

二分脊椎は、脊椎が正常に形成されない状態となり、体を自由に動かせ
なくなる病気です。

 

 

足が思うように動かせなかったり、尿などの排泄がコントロールできなかったり
する下半身の麻痺などが起こります。

 

 

早期の手術によって中枢神経の感染を防止することにより、正常な知的発達
をとげることも可能だそうです。

 

 

無脳症は、頭蓋骨が正常に形成されないことが原因で、脳が発達できなく
なる病気です。
生まれてもすぐに死んでしまいます。

 

 

開放性神経管奇形が発症していないかどうかは、妊婦の血液を採取して検査する
クアトロテストで検査することができます。

 

 

■ダウン症の原因とタバコの影響

 

ダウン症はなぜ発症するのでしょうか。 また、タバコが与える影響は
あるのでしょうか。

 

 

 

ダウン症は、両親の遺伝から生まれるのは、ほとんどなく、健康な両親から
でも発症しています。

 

 

ダウン症が発症する主な理由としては、受精する卵子か精子に異常がある
ということがあります。

 

 

染色体というDNAの元になるものが、通常より1本多いという異常な卵子か
精子が原因となっています。

 

 

この異常な卵子や精子は、健康な人でも生まれることは多くあります。

 

 

精子は新しいものが生成しますが、卵子は卵子の元となる細胞は、新たに
生成されません。

 

 

原始卵胞というのが卵子の元となる細胞ですが、生まれた時に約200万個
が精巣の中に存在しています。

 

 

その後、月経が始まる思春期の頃には約30〜40万個になります。
1回の月経でも約1000個が減少しています。

 

 

そして、40歳では約2〜3万個になり、50歳くらいに0となって
閉経になります。

 

 

原始卵胞は生まれてから、増えることはありません。
人が年を取るごとに原始卵胞も年を取っているのです。

 

 

この原始卵胞は、減数分裂という方法で卵子を生成します。

 

 

原始卵胞の細胞の中には染色体が46本あります。
これを原始卵胞が2つに分かれることで、23本づつの卵子細胞が
生成されます。

 

 

原始卵胞だけでなく、人間の細胞の染色体の数は46本です。

 

 

精子にも23本の染色体があるので、これが結びついて新しい人間の
46本の染色体をもつ細胞が作成されるのです。

 

 

ところが、減数分裂の際に均等に染色体が分かれない場合があるのです。
例えば、20本と26本という異常な卵子が生成されてしまうのです。

 

 

この異常な卵子が受精することにより、ダウン症が発症する結果となって
しまうのです。

 

 

年齢を重ねた原始卵胞ほど、この異常な減数分裂は起こしやすくなるので、
年齢が高くなるほど、ダウン症の発症率は上がっているのです。

 

 

高齢出産の妊婦に喫煙者が多いということで、タバコがダウン症に影響して
いると思われている部分もあるようです。

 

 

しかし、喫煙することにより体内の血行が悪くなり、若い両親でも卵子や
精子に異常なものが生成される可能性も考えられます。

 

 

健康で元気な子供を作るには、子供を作る計画が決まった段階で、タバコは
夫婦どちらも止めるべきなのでしょう。