ダウン症の年齢や初産での確率について

ダウン症の年齢や初産での確率について

■ダウン症の年齢での確率と初産での確率

 

染色体の異常で発症するダウン症は、年齢や初産で発生の確率は
変わるのでしょうか。

 

 

 

ダウン症は、細胞の中にある染色体が変異する病気です。
赤ちゃんが、健康な細胞の染色体とは異なる形になってしまうのです。

 

 

受精する前の、卵子や精子が異常である場合と受精後の細胞の発育
過程で異常な細胞ができる場合の2種類があります。

 

 

受精する前の卵子か精子に異常がある場合に、発症することが多い
のですが、特に卵子に原因が多いようです。

 

 

その異常な卵子ができてしまうのは、年齢に関係している部分が大きい
ようです。
高齢出産ほどダウン症の発症が多くなっているのです。

 

 

一方、初産での確率ですが、これは初産でも二人目以降でも変わらない
ようです。

 

 

■年齢によるダウン症の確率

 

年齢によるダウン症の発症確率です。

 

 

 

 

年齢別にダウン症が発症する確率です。
何人中に1人、ダウン症が発症するかを示しています。

 

 

20歳 1/1667  39歳 1/137
25歳 1/1250  40歳 1/106
30歳 1/952   41歳 1/82
31歳 1/909   42歳 1/64
32歳 1/769   43歳 1/50
33歳 1/625   44歳 1/38
34歳 1/500   45歳 1/30
35歳 1/385   46歳 1/23
36歳 1/294   47歳 1/18
37歳 1/227   48歳 1/14
38歳 1/175   49歳 1/11

 

 

35歳以上が高齢出産よ言われ、流産が増え、ダウン症にも
注意しないといけないと言われています。

 

 

上の一覧でもそうですが、35歳からの発生率が高くなっている
ようです。

 

 

異常な卵子が発生する確率も、年を取るごとに上がっている
ようです。

 

 

15年前に比べると、ダウン症の発症率は2倍になっているのです。
これは、結婚年齢が上がってきていることにより、高齢出産が増えて
きていることが原因のようです。

 

 

なぜ、年を取ると異常な卵子ができてしまうのでしょうか。

 

 

■なぜ異常な卵子が発生するのか

 

なぜ、高齢になると異常な卵子が発生するのでしょうか。

 

 

 

卵子は、原始卵胞というものから生成されます。
この原始卵胞は、生まれた時に卵巣に約200万個が存在しています。

 

 

その後、月経が始まる思春期の頃には約30〜40万個になります。
1回の月経でも約1000個が減少しています。

 

 

そして、40歳では約2〜3万個になり、50歳くらいに0となって
閉経になります。

 

 

原始卵胞は生まれてから、増えることはありません。
人が年を取るごとに原始卵胞も年を取っているのです。

 

 

この原始卵胞は、減数分裂という方法で卵子を生成します。

 

 

原始卵胞の細胞の中には染色体が46本あります。
これを原始卵胞が2つに分かれることで、23本づつの卵子細胞が
生成されます。

 

 

原始卵胞だけでなく、人間の細胞の染色体の数は46本です。

 

 

精子にも23本の染色体があるので、これが結びついて新しい人間の
46本の染色体をもつ細胞が作成されるのです。

 

 

ところが、減数分裂の際に均等に染色体が分かれない場合があるのです。
例えば、20本と26本という異常な卵子が生成されてしまうのです。

 

 

この異常な卵子が受精することにより、ダウン症が発症する結果となって
しまうのです。

 

 

年齢を重ねた原始卵胞ほど、この異常な減数分裂は起こしやすくなるので、
年齢が高くなるほど、ダウン症の発症率は上がっているのです。

 

 

■初産の場合にダウン症は発症しやすいか

 

初産の場合にダウン症が発症しやすいのでしょうか。

 

 

 

 

初産の場合と2人目や3人目の場合でダウン症の発症率が違うかというと
確率は変わりません。
1人目は健康体だったからといって、2人目も必ず大丈夫ではないのです。

 

 

出産を経験しても原始卵胞の数や状態が変わるわけではないので、生成
される卵子も条件は変わりません。

 

 

ダウン症のリスクは初産でも2人目以降でも同じなのです。
2人目以降の方が、母親の年齢が高くなっている分、リスクが高いかも
しれません。

 

 

最近は晩婚で高齢出産が多くなっているので、年を取っての初産が増えて
います。

 

 

そのため、高齢出産でのダウン症の発症率と初産での発症率が重なってしまう
結果となり、初産で発症率が高いと言われているのでしょう。

 

 

■ダウン症の発症を抑えるには、葉酸がよい

 

ダウン症の発症を予防するのに葉酸がよいと言われています。

 

 

 

葉酸は、人の体内の細胞分裂が正常に行えるように働く機能を持っています。

 

 

この機能を取り入れることで、原始卵胞から減数分裂で卵子が生成する際に
正常に分裂するように助ける作用があります。

 

 

もちろん、葉酸を取っていれば絶対大丈夫とは言えませんが、厚生労働省でも
取るように勧めています。

 

 

葉酸は、ホウレン草や枝豆、アスパラガスなどの野菜類に多く含まれています。

 

 

しかし、葉酸は水に溶けやすく、熱に弱いので、野菜を食べるだけでは、
摂取しにくいものとなっています。

 

 

そのため、サプリメントなどで補うように厚生労働省が勧めています。

 

 

35歳以上の高齢の方は、特に摂取をお勧めしています。