ダウン症の確率を下げる方法

ダウン症の確率を下げる方法

■ダウン症の確率を下げる方法

 

ダウン症の発症の確率を下げる方法はあるのでしょうか。

 

 

 

ダウン症は高齢出産になる程、発症確率が上がると言われています。

 

 

ダウン症の主な原因は、卵子の染色体の異常ですが、異常な卵子が
発生する確率が年を取る程、上がってくるのです。

 

 

ダウン症の発症は、遺伝によることは、ほとんどなく、健康な親から
でもダウン症の赤ちゃんが生まれるのです。

 

 

近年は結婚時期が遅くなり、高齢出産が増えてきているので、その分
ダウン症の発症する数も増えています。
ダウン症の発症率は、15年前に比べて2倍くらいになっています。

 

 

では、ダウン症の発症を抑える方法はないのでしょうか。

 

 

現在、ダウン症を予防するものとして、葉酸が注目されています。
葉酸は、野菜やレバーなどに多く含まれているビタミン類です。

 

 

葉酸を摂取すれば、どの程度ダウン症を予防することができるので
しょうか。

 

 

■葉酸の働き

 

葉酸とは体の中で、どのような働きを行うのでしょうか。

 

 

 

葉酸は体内で2つの大きな働きを行っています。

 

 

@正常に細胞分裂が行われるように働く。
細胞が分裂して増える際に、DNA情報を正確に伝達することにより
染色体の異常を引き起こさないようにする働きがあります。

 

 

A正常な赤血球を生成するように働く。
ビタミンB12と結合することにより、正常な赤血球を生成する
ようにする働きがあります。

 

 

これらの働きにより、妊娠が始まると赤ちゃんの細胞が急激な勢いで
生成される際に、異常な細胞が生成されないように防ぐ働きを行います。

 

 

また、親の卵子や精子に異常な細胞が含まれることを防ぐ働きをします。
この効果が、ダウン症の予防に良いと言われています。

 

 

■葉酸が良いと言われている理由

 

なぜダウン症には葉酸が良いと言われているのでしょうか。

 

 

 

子作りの計画が決まってから、葉酸を飲み始めると70%くらいの確率で
ダウン症を予防できるという噂があります。

 

 

実際に飲んだ場合と飲まなかった場合の比較調査はできないので、70%
がどこまで正確な数値かはわかりませんが、効果はあるようです。

 

 

しかし、葉酸がダウン症の予防に確実に効くという正式な発表は日本国内
では、されていないのです。

 

 

厚生労働省も妊婦に葉酸を勧めていると言われていますが、厚生労働省の
サイトでは、葉酸がダウン症に効果があるという記述はありません。

 

 

厚生労働省のサイトでは、葉酸は神経管閉鎖障害に効果があると説明
されています。

 

 

神経管閉鎖障害は、赤ちゃんがお腹の中で発育中に発症する先天異常の
病気です。

 

 

訪米での臨床結果から、神経管閉鎖障害になる発症リスクが大幅にダウン
したというもので、2000年から正式に葉酸を摂取するように勧めています。

 

 

欧米では、葉酸の摂取効果で神経管閉鎖障害の確率が10年前と比べて
1/10になったそうです。
しかし、これは妊娠が確定した妊婦のことで、ダウン症とは関係ありません。

 

 

ところが、ダウン症でも効果があるという発表を、2003年4月に
世界的に有名な医学士「ランセット(LANCET)」が掲載しました。

 

 

ダウン症と神経管閉鎖障害の発生が関係しているというデータが発表された
からだそうです。

 

 

■ダウン症と神経管閉鎖障害とは

 

ダウン症と神経管閉鎖障害はどのようにして発症するのでしょうか。

 

 

 

ダウン症は、細胞の中にある染色体が変異する病気です。
健康な細胞の染色体とは異なる形になってしまうのです。

 

 

正常な体の細胞には、染色体が36本存在しますが、37本になってしまう
ことがあります。

 

 

正確には、21番目の染色体の形が正常では二股になっているものが、1本
多い三股になってしまうのです。

 

 

この原因は、遺伝的な要素がほとんどではありません。
全く健康な両親からも、ダウン症の子供が生まれてくるのです。

 

 

たまたま、女性の卵子、男性の精子に異常があるものが受精した場合に
染色体の異常という結果を生んでしますのです。

 

 

親が、生まれつき染色体に異常であるという理由で発症する場合もありますが、
全体の3%も無い数値です。

 

 

ダウン症になる明確な原因はわかっていませんが、ほとんどの原因は、
親の卵子や精子に要因があるのです。
多いのは、卵子に原因がある場合であると言われています。

 

 

親の卵子や精子が異常になる原因のひとつは加齢によるものです。

 

 

年を取ると、細胞が正しく分裂、生成しにくくなってしまします。
正しく細胞が生成できない結果、顔のしわやシミなどができるのです。

 

 

神経管閉鎖障害は、胎児が脳やせき髄を作る際の元になる「神経管」と
呼ばれる管状の細胞の一部がふさがってしまうことにより、脳やせき髄が
正しく成長できなくなる疾患です。

 

 

「二分脊椎症」と「無脳症」の2種類の症状があります。
日本国内での発症率は、二分脊椎症に限れば1万人に5人前後と言われます。

 

 

これらのダウン症と神経管閉鎖障害の発症を抑える効果が葉酸にはある
ようです。