ダウン症の35歳での確率は

ダウン症の35歳での確率は

■ダウン症の35歳での確率は

 

高齢出産に多くみられるダウン症は、35歳ではどれくらい?

 

 

 

 

近年は、婚期が遅くなっているので、高齢出産が増えてきています。
そのため、ダウン症の発症率も15年前と比べて2倍になっている
ようです。

 

 

高齢出産というのは、35歳以上とされています。
以前は30歳であったものが、上げられたようです。

 

 

ダウン症の赤ちゃんが出産する確率ですが、年齢別に以下のように
なっています。

 

 

何人中に1人、ダウン症が発症するかを示しています。

 

 

20歳 1/1667  39歳 1/137
25歳 1/1250  40歳 1/106
30歳 1/952   41歳 1/82
31歳 1/909   42歳 1/64
32歳 1/769   43歳 1/50
33歳 1/625   44歳 1/38
34歳 1/500   45歳 1/30
35歳 1/385   46歳 1/23
36歳 1/294   47歳 1/18
37歳 1/227   48歳 1/14
38歳 1/175   49歳 1/11

 

 

35歳と20代前半のダウン症の発症率を比べると、4倍くらい
に上がっています。

 

 

高齢出産と言われる35歳を過ぎると、急激にダウン症の発症率
も上がっています。

 

 

なぜ、高齢出産ではダウン症が発症しやすくなってしまうので
しょうか

 

 

■ダウン症が発症する理由

 

ダウン症はどのような事で発症してしまうのでしょうか。

 

 

 

ダウン症は、両親の遺伝から生まれるのは、ほとんどなく、健康な両親から
でも発症しています。

 

 

ダウン症が発症する主な理由としては、次のものがあります。
@受精する卵子か精子に異常がある。
A受精卵の発育初期に異常な細胞が生成された。

 

 

@受精する卵子か精子に異常がある。
受精する卵子か精子の細胞に異常がある場合です。

 

 

染色体というDNAの元になるものが、通常より1本多いという異常な卵子か
精子が原因となっています。

 

 

この異常な卵子や精子は、健康な人でも生まれることは多くあります。

 

 

精子は新しいものが生成しますが、卵子は卵子の元となる細胞は、新たに
生成されません。

 

 

原始卵胞というのが卵子の元となる細胞ですが、生まれた時に約200万個
が精巣の中に存在しています。

 

 

その後、月経が始まる思春期の頃には約30〜40万個になります。
1回の月経でも約1000個が減少しています。

 

 

そして、40歳では約2〜3万個になり、50歳くらいに0となって
閉経になります。

 

 

原始卵胞は生まれてから、増えることはありません。
人が年を取るごとに原始卵胞も年を取っているのです。

 

 

この原始卵胞は、減数分裂という方法で卵子を生成します。

 

 

原始卵胞の細胞の中には染色体が46本あります。
これを原始卵胞が2つに分かれることで、23本づつの卵子細胞が
生成されます。

 

 

原始卵胞だけでなく、人間の細胞の染色体の数は46本です。

 

 

精子にも23本の染色体があるので、これが結びついて新しい人間の
46本の染色体をもつ細胞が作成されるのです。

 

 

ところが、減数分裂の際に均等に染色体が分かれない場合があるのです。
例えば、20本と26本という異常な卵子が生成されてしまうのです。

 

 

この異常な卵子が受精することにより、ダウン症が発症する結果となって
しまうのです。

 

 

年齢を重ねた原始卵胞ほど、この異常な減数分裂は起こしやすくなるので、
年齢が高くなるほど、ダウン症の発症率は上がっているのです。

 

 

A受精卵の発育初期に異常な細胞が生成された。
受精後の受精卵から細胞分裂が猛烈に行われて、赤ちゃんが誕生して
いきます。

 

 

この細胞分裂の際に、染色体が通常より1本多い細胞が生まれ、それが
増えた結果、発症します。

 

 

開放性神経管奇形と言い、胎児が脳やせき髄を作る際の元になる
「神経管」と呼ばれる管状の細胞の一部がふさがってしまうことにより、
脳やせき髄が正しく成長できなくなる疾患です。

 

 

@でもAでも年齢以外に発症する別の理由があります。
母親の体内に葉酸が不足していることです。

 

 

■高齢出産のリスク

 

高齢出産のリスクには、どのような事があるのでしょうか。

 

 

 

 

35歳を超えると高齢出産と呼ばれますが、どのようなリスクがあるので
しょうか。

 

 

@流産、早産、難産を起こしやすい。
35歳以上の出産時に流産を起こす確率は、通常の場合の2倍くらいある
そうです。

 

 

ダウン症などの異常が発生した場合も流産しやすくなります。

 

 

33歳くらいから受精して妊娠する確率も、だんだん落ちてきます。
妊娠しにくい上に流産を起こしやすくなってしまうのです。

 

 

A先天性異常の子供が誕生しやすい。
ダウン症などの染色体に異常がある先天性異常の子供が誕生する確率が
増えてきます。

 

 

年を取ることによる卵子や精子の老いが、主な原因とされています。

 

 

B妊娠中に病気にかかりやすい。
妊娠は妊婦の体にも大きな負担がかかりやすいので、体調不良を起こしやすく
病気にかかりやすくなってしまいます。

 

 

妊娠高血圧症候群と呼ばれる血圧が高くなる症状が発生すると、体がむくん
だり、尿にたんぱくが出たりします。

 

 

精神的にも弱くなることが多いので、病気にかかりやすくなってしまう
のでしょう。

 

それらが原因で、帝王切開での出産が増えてしまうのです。