ダウン症が20代で発症する確率

ダウン症が20代で発症する確率

■ダウン症の20代での確率について

 

ダウン症は20代の出産でも発症しやすいのでしょうか。

 

 

 

年齢別にダウン症が発症する確率です。
何人中に1人、ダウン症が発症するかを示しています。

 

 

20歳 1/1667  39歳 1/137
25歳 1/1250  40歳 1/106
30歳 1/952   41歳 1/82
31歳 1/909   42歳 1/64
32歳 1/769   43歳 1/50
33歳 1/625   44歳 1/38
34歳 1/500   45歳 1/30
35歳 1/385   46歳 1/23
36歳 1/294   47歳 1/18
37歳 1/227   48歳 1/14
38歳 1/175   49歳 1/11

 

 

これだけで判断すると、20代では1000人〜1700人くらいに1人
の赤ちゃんがダウン症に発症する確率です。

 

 

30歳を超えてからダウン症が発症する確率は、20代より3〜10倍
も増える結果となっています。

 

 

しかし、必ずしも20代は安心というわけではないのです。

 

 

母親の食生活などでも発症する確率は変わってくるようです。

 

 

■ダウン症が発症する理由

 

ダウン症はどのような事で発症してしまうのでしょうか。

 

 

 

ダウン症は、両親の遺伝から生まれるのは、ほとんどなく、健康な両親から
でも発症しています。

 

 

ダウン症が発症する主な理由としては、次のものがあります。
@受精する卵子か精子に異常がある。
A受精卵の発育初期に異常な細胞が生成された。

 

 

@受精する卵子か精子に異常がある。
受精する卵子か精子の細胞に異常がある場合です。

 

 

染色体というDNAの元になるものが、通常より1本多いという異常な卵子か
精子が原因となっています。

 

 

この異常な卵子や精子は、健康な人でも生まれることは多くあります。

 

 

精子は新しいものが生成しますが、卵子は卵子の元となる細胞は、新たに
生成されません。

 

 

原始卵胞というのが卵子の元となる細胞ですが、生まれた時に約200万個
が精巣の中に存在しています。

 

 

その後、月経が始まる思春期の頃には約30〜40万個になります。
1回の月経でも約1000個が減少しています。

 

 

そして、40歳では約2〜3万個になり、50歳くらいに0となって
閉経になります。

 

 

原始卵胞は生まれてから、増えることはありません。
人が年を取るごとに原始卵胞も年を取っているのです。

 

 

この原始卵胞は、減数分裂という方法で卵子を生成します。

 

 

原始卵胞の細胞の中には染色体が46本あります。
これを原始卵胞が2つに分かれることで、23本づつの卵子細胞が
生成されます。

 

 

原始卵胞だけでなく、人間の細胞の染色体の数は46本です。

 

 

精子にも23本の染色体があるので、これが結びついて新しい人間の
46本の染色体をもつ細胞が作成されるのです。

 

 

ところが、減数分裂の際に均等に染色体が分かれない場合があるのです。
例えば、20本と26本という異常な卵子が生成されてしまうのです。

 

 

この異常な卵子が受精することにより、ダウン症が発症する結果となって
しまうのです。

 

 

年齢を重ねた原始卵胞ほど、この異常な減数分裂は起こしやすくなるので、
年齢が高くなるほど、ダウン症の発症率は上がっているのです。

 

 

A受精卵の発育初期に異常な細胞が生成された。
受精後の受精卵から細胞分裂が猛烈に行われて、赤ちゃんが誕生して
いきます。

 

 

この細胞分裂の際に、染色体が通常より1本多い細胞が生まれ、それが
増えた結果、発症します。

 

 

@でもAでも年齢以外に発症する別の理由があります。
母親の体内に葉酸が不足していることです。

 

 

■葉酸の働き

 

葉酸とは体の中で、どのような働きを行うのでしょうか。

 

 

 

葉酸が多く含まれている食品には、次のようなものがあります。

 

 

枝豆、ホウレンソウ、アスパラガス、ブロッコリー、サラダ菜、納豆、
甘栗、焼き海苔、きな粉、いちご などの野菜類。

 

 

また、牛肉、豚肉、鶏のレバー、ホタテ、生ウニ、牡蠣などにも豊富に
含まれています。

 

 

最近の若い人は、野菜類を多く取らなくなったと言われますが、
野菜をあまり取らないので、葉酸の量が減ってきているようです。

 

 

葉酸は体内で2つの大きな働きを行っています。

 

 

@正常に細胞分裂が行われるように働く。
細胞が分裂して増える際に、DNA情報を正確に伝達することにより
染色体の異常を引き起こさないようにする働きがあります。

 

 

A正常な赤血球を生成するように働く。
ビタミンB12と結合することにより、正常な赤血球を生成する
ようにする働きがあります。

 

 

これらの働きにより、親の卵子や精子に異常な細胞が含まれることを
防ぐ働きをします。

 

 

また、妊娠が始まると赤ちゃんの細胞が急激な勢いで生成されます。
その際も異常な細胞が生成されないように防ぐ働きを行うのです。