■先天異常、ダウン症、奇形児が生まれてくる可能性と年齢の関係。

 

何年も前から、35歳を過ぎたら高齢出産だと言われてきました。
しかし現在、「キャリア出産」と言われているように、
社会で活躍する女性が増え、35歳以上で出産する方は年々増えるいっぽうです。

 

 

これは女性の身体が元気だからという理由とは違うようで、
いくら普段健康そのものでも、「高齢出産」には変わりなく、リスクもそれなりに高くなります。

 

 

「高齢出産」でなくても、出産を経験された方は1度は考えたことがあるのではないでしょうか…
もし我が子が先天異常やダウン症だったらどうしようかと。

 

 

ご存知の方も多いと思いますが、出産する年齢が高齢になればなるほど、
こうした障害を持って産まれてくる確率は高くなります。

 

 

先天性異常やダウン症などは、染色体の異常が原因とされています。
これらの染色体異常は母親の年齢が高いほど起きやすいことがわかっています。

 

 

ダウン症に関しては、母親の出産年齢が35歳では「200人に1人」。
40歳だと「60人に1人」となることがわかっています。

 

 

しかし、意外に若すぎる10代の出産でも多いことがわかっています。
そして、35歳以上の出産は、絶対的な出産数が少ないこともあり、
パーセンテージが上がっていることも原因として考えられます。

 

 

■染色体異常はどの年齢でも起きる

 

23歳の時、1人目の妊娠がわかり産婦人科で受診したところ、
心拍が見えてもいい週数なのに、見えませんでした。
医師は、「もしかすると染色体の異常が原因で育たないかもしれない」と言いました。

 

 

染色体の異常という言葉に、私がいけないの?と自己嫌悪になり落ち込みました。
が、1週間後、また受診したら心拍が見えたので、本当にホッとしました。

 

 

次の診察までの1週間は生きた心地がしませんでした。
育たないって、どうゆうこと?いったい、染色体異常ってなんなの?
と悶々としました。

 

 

当時、調べたのが以下です。
ヒトの染色体は、性別を決定する「性染色体」と、
その他の遺伝情報に従って胎児の身体を作る「常染色体」の23対46本で構成されています。

 

 

このうち「常染色体」には1番?22番までの番号がつけられ、
それぞれどんな情報を伝えるか役割が決定されています。

 

 

そして、この染色体はときとして不足または過剰を起こして、
さまざまな異常を引き起こすことがあります。

 

 

2本で対をなしている染色体が1本になってしまう・3本になってしまう・4本になってしまう…というものです。
ここで問題にされるのが、染色体13番・18番・21番。

 

 

このどれかの染色体に、2本で対をなしているものが、3本になってしまう異常が見られると、
胎児に重大な影響をもたらすことになります。

 

 

13番の異常ー
パトー症候群。知的障害は重度。生後1ヶ月以内に半数、1年以内に90%が死んでしまう。

 

 

18番の異常ー
エドワーズ症候群。
多くの奇形および重度の知的障害。先天性心疾患がほぼ発症。出生児の3千人?8千人に1人の頻度で発生する。

 

 

21番の異常ー
ダウン症候群。知的障害、先天性心疾患、低身長、筋力の弱さ等。
出生児の千人に1人の頻度で発生する。

 

 

この3つの染色体以外にも異常が起こる可能性はあります。
でも、この他の常染色体には、より重要な遺伝情報が多いために、
異常が起きると、胎児は早い段階で流産してしまいます。

 

 

こういった染色体異常は、一般の妊娠でもかなりの確率で起きます。
産科で妊娠が確認された女性のうち、
出産に至らずに流産してしまった人の割合は「10人中1、5人」。

 

 

流産の原因の約70%に、染色体異常が認められています。
あまりに異常が深刻すぎて、妊娠さえ継続できないのだそうです。

 

 

医師の言う「染色体の異常で育たない」とは、このことだったのでしょう。
ある統計によると4割の女性が、生涯で1度は流産を経験するとか…。

 

 

この原因の多くが染色体の異常によるもので、
「母体が原因」と考えられるケースは割合としては低いのだそうです。

 

 

■出産年齢との関係

 

高齢出産は、先天性異常やダウン症などの子どもを産む発生率が高くなるのは事実なんですが、
先にも書いた通り、絶対数が少ない中での確率です。

 

 

20代の出産でも、可能性はあります。
アメリカでは、ダウン症の子の80%が35歳未満の母親から産まれており、
母親の平均年齢は28歳だそうです。

 

 

こういった結果からも、年齢関係なく誰にでも、染色体の異常は起こり、
先天性異常・ダウン症などの子どもを産む可能性はありうると思います。

 

 

■どの段階でダウン症などの赤ちゃんの異常、障害はわかる?検査内容、費用、時期について

 

先天性異常やダウン症などの赤ちゃんが産まれてくる可能性を調べる、
「出生前診断」は、あくまで希望した場合のみの検査です。

 

 

どのような方が検査するのかというと、一般的には35歳以上の高齢出産の場合。
これは、出産年齢が35歳以上だと、赤ちゃんに染色体異常が起きる確率が
高いという結果が出ているためです。

 

 

また、ダウン症などの染色体異常の赤ちゃんを出産した経産婦など、
染色体異常や先天性代謝異常の恐れがある人もまた、希望により行われます。

 

 

出生前診断を受けるかは、医師からの勧めもありますが、
最終的には妊婦とその家族で決定することになります。
診断を受けることもそうですが、結果を聞いてどうするかということなど、よく話し合ってから決めるべきことです。

 

 

現在、どのような検査が受けられるのか、いつわかるのか。
検査の種類や検査できる期間等まとめます。

 

 

■出生前診断の種類

 

日本では、1970年代から胎児の異常を調べる羊水検査や超音波検査、
90年代から母体血清マーカー検査が広がりました。

 

 

・「超音波検査」(NT検査)
妊婦に超音波を当て、胎児の首の後ろのふくらみを見る。
胎児の首に一定以上のふくらみが見られると、染色体異常のリスクが大きくなります。

 

 

ほかにも、超音波検査では、20週近くに赤ちゃんの心臓に大きな異常がないかなども調べることができます。
検査できる期間…妊娠11週?13週。費用…1?2万円。

 

 

・「母体血清マーカー」
妊婦の血液を採って、血液中のホルモンやタンパク質などを測って調べます。
赤ちゃんに異常があると、この値に特徴が出るため”予測”ができるとされています。

 

 

検査できる期間…妊娠15週?21週。
費用…2?3万円程度。

 

 

・「羊水検査」
羊水に含まれる赤ちゃんの皮膚の細胞を採って、
染色体異常や先天性の病気などが調べられる。
子宮内に針を刺して羊水を採取するので、
確実な検査結果が得られるものの、流産を引き起こす可能性があります。(約0.3%)

 

 

こちらの検査は、流産の可能性や高額な費用のことも考え、順を追っての検査をおすすめします。
母体血清マーカーや超音波検査で異常が見られた場合に、
更に確実な結果を出すため、お受けになるといいでしょう。

 

 

羊水検査は、検査結果が出るまで3週間ほどかかる。検査できる期間…15?18週。費用…10万?15万円。

 

 

そして、2013年4月から採血だけで診断が可能な、
「新型出生前診断」が日本の医療機関でも受けられるようになりました。

 

 

これは、血液だけで赤ちゃんの染色体異常が高い確率でわかる検査です。
検査時期が、妊娠10週以降と、羊水検査などよりずっと早期から可能で、
早急な答えを出さずに家族間で考える時間、心の準備もできるメリットがあります。

 

 

いまのところ、35歳以上の高齢出産の妊婦さんしか受けられないことになっています。
が、近い将来、すべての年代の妊婦さんが受けられる検査になるかもしれません。

 

 

確率の高い出生前診断が採血だけで受けられることに、
賛否両論あります。
結果を聞いて、堕胎する妊婦が多くなるのではないかと、懸念されています。

 

 

■出生前診断の検査と確率

 

羊水検査を受けない限り、他の検査では”確率”でしかありません。
例えば「46%の確率で、ダウン症の可能性があります」と医師に告げられても、
その数字をどう考えたらいいのか、誰にも判断できないのが現実でしょう。

 

 

出生前診断は、羊水検査だと18週まで。
新型出生前診断だと22週まで受けることが出来ます。

 

 

ここで注意したいのが、検査結果がいつわかるのかということです。
もし妊娠を続けることができない判断をした場合…、
検査結果が届くまでに”中絶可能な22週未満”を過ぎてしまう可能性があります。

 

 

ですから、検査を受けるのであれば、早めに受けることが大事です。
結果がわかってから”考える時間”も必要です。

 

 

そして、結果に関して言えば、「陽性」という結果が出ても、
それがはずれる可能性があります。
妊婦の年齢が低いほど正しい結果の確率は下がるといわれています。

 

 

例えば「35歳の妊婦」で、ダウン症に関して陽性と出た100人のうち、
20人の子どもは実際にはダウン症ではなかったのだそうだ。

 

 

出生前診断は、実際には羊水検査を受けなければはっきりしない、
あくまで染色体異常を持つ可能性が高い、低いを示唆するだけの検査です。

 

 

検査をすることは簡単ですが、検査結果が思わぬ結果だった場合は、
答えの出ない判断をしなければならなくなります。
情報が溢れ過ぎている現在、ご自分の強い気持ちが重要になってきますね。

 

■初産、二人目三人目の場合ではリスクはどう変化する?

 

初産で何の問題もなく出産したからといって、二人目三人目も問題ないとは残念ながら言い切れません。(???)
「経産婦だから大丈夫ね」と看護師さんからは声をかけられますが…
一度経験しているから概ね大丈夫よねという意味でしかありません。

 

 

1度出産を経験しているので、気持ちの上では大きな不安は少ないかもしれません。
少なからずストレスがあったとしても、余裕を持っておだやかな妊娠生活を過ごすことができるでしょう。

 

 

1人目を無事に出産後に、2人目を妊娠するタイミングは、
身体的な観点から言うと、1年か2年後が良いとされています。
婦人科医からも、2人目を産むのであれば、1年か2年後にしなさいと言われた方も多いのではないでしょうか。

 

 

これは、子宮口の柔軟性の関係があります。
1度、赤ちゃんが産道を通ったことで子宮口が開きやすくなります。

 

 

それに加え、子宮の広がり、骨盤の柔軟性も残っていて、
陣痛の時間も比較的少なく、スムーズに出産することができると言われています。

 

 

3年以上あけての2人目の出産は、これらが初産と同じ状態に戻って
柔軟性が薄れてしまいます。
余談ですが、2年以内に産むことで、会陰せずに済む場合もあります。

 

 

1年か2年後に出産するということは、
まだまだ手のかかる年齢の子どもと、乳幼児を一緒に育児していくことになります。
出産時の体力と共に、育児の体力も必要とされますね(ノ≧?≦)

 

 

■初産にはないリスクとは…

 

身体的なリスクに加え、問題なのは加齢に伴う精子や卵子の老化です。
(子宮もまた老化します)

 

 

意外と早く衰えるのが生殖機能です。
23歳で生理不順だった友人が、婦人科を受診した時に言われたのが、
「子宮の老化」でした。

 

 

それを聞いた時には大変驚きましたが、昔の人は若くして子どもを産み、
生理がない時期をつくっていました。
生理のくる回数を減らすことで、子宮の老化を自然と防げたのではないかということでした。

 

 

それに比べ、現代の女性は責任ある仕事も任されるようになり、
結婚も出産も遅くなっています。

 

 

出産年齢が高くなるほど、2人目、3人目を産む年齢はもっと高くなっていくと考えていいですね。
それが、35歳以上の高齢出産になると、
ホルモンのバランスが乱れてきて思うように妊娠できにくくなるケースもあります。

 

 

生殖機能と密接な関係のあるものに、性腺刺激ホルモン、卵胞ホルモン、黄体ホルモンなどがあります。

 

 

これらのホルモンは、それぞれが重要な役割を担っていて、妊娠して赤ちゃんを無事に出産するための準備をしてくれます。
卵子が受精した場合には、胎盤からステロイドホルモンなどのたくさんのホルモンが分泌されます。

 

 

このようなホルモンは、胎児の成長を助けたり、
出産のためのさまざまな準備を整える働きをします。

 

 

加齢によって生殖機能が低下してくると、これらのホルモン分泌のバランスが調整しにくくなります。
このため、高齢出産では、不快な症状や異常が起こりやすくなるばかりでなく、
母体・胎児ともに出産のリスクを少なからず負うことになります。

 

 

いくら母体が元気でも、ホルモンのバランスは自分ではどうすることもできませんね。(???)

 

 

■染色体などのリスクは?

 

赤ちゃんの染色体異常…
これは、年齢関係なく、どんな妊婦さんでも可能性がある問題です。

 

 

そして、初産でも、経産婦でも染色体異常のリスクは同じです。
1人目は何の問題もなく出産していても、2人目でダウン症などの染色体異常で産まれてくる場合があります。

 

 

(そして、3人目で再び、何の問題もない子が産まれることもあります)

 

 

本来、染色体に異常があった場合には、受精卵が死滅したり、あるいは流産してしまうので、
一般的にダウン症の赤ちゃんが産まれてくることは多くありません。

 

 

又、自然流産は染色体異常によるものばかりではありません。
高齢であるほど着床障害などで自然流産する割合が高くなることは、
統計上はっきりしていることです。

 

 

このように妊娠の成立から出産に到るまで、
問題点やリスクは加齢とともに少しずつ増えていくことになります。
2人目・3人目の出産が、35歳以上になりうる場合、このようなことを考える必要がありそうです。

 

 

加齢による問題は、どうすることもできませんが、
定期検診や保健指導など、しっかり受け、
異常の早期発見に努めましょう。(?′???)

 

 

出産に加え、育児の体力・気力(気力のほうが必要かもしれません)のことも考え、
ご主人や家族に理解と協力をしてもらえるような環境を整えられたらいいですね。

 

 

 

■35歳以上で急激に高まるダウン症や流産のリスクをどう減らしたらよいか?

 

出産年齢が35歳以上で「高齢出産」と呼ばれます。
35歳以上の出産にはさまざまなリスクがあるとされ、
妊娠する時期を考えた時の一つの目安として考えている方も多いでしょう。

 

 

しかし現在、35歳以上で第一子を産む女性は増える一方です。
そこで気になるのが、さまざまなリスクとはどのようなものなのか…ということです。

 

 

第1に、出産・育児の体力があるかということです。
出産は大仕事です、体力・気力ともにたくさん消耗します。

 

 

第2に、先天性異常やダウン症の心配です。
産婦人科で、35歳以上の妊婦には、必ず出生前診断を受けるかどうかの判断を委ねられます。

 

 

これらの染色体異常は、母親の年齢が高いほど起きやすいことがわかっています。
ダウン症に関して言えば、出産年齢35歳で「200人に1人」、
40歳だと「60人に1人」となっています。

 

 

これは35歳以上で出産する絶対数が少なく、結果、確率が上がっていることも考えられます。
そして、10代の出産でも染色体異常の子どもを産む確率は意外と多いようです。

 

 

先天性異常、ダウン症などは、染色体の異常によって発症しますが、
どのようにして発症するのか、簡単に説明します。

 

 

■染色体の異常って?何が起きる?

 

ヒトの染色体は性別を決める1対2本の「性染色体」と、
その他の遺伝情報に従って胎児の身体を作る22対44本の「常染色体」で構成されています。

 

 

「常染色体」には1番から22番までの番号がつけられ、
それぞれどんな情報を伝えるか役割が決まっています。

 

 

この染色体はときとして不足、または過剰を起こして、それによりさまざまな異常が引き起こされます。
基本的にはどの染色体にも異常が起こる可能性があります。

 

 

その中でも、先天性異常やダウン症などに関係している染色体は、
13番、18番、21番です。
出生前診断では、この3つの染色体に異常がないか検査されます。

 

 

前に述べたように、基本的にはどの染色体にも異常が起きる可能性があるのに、
出生前診断では、この3つの染色体だけが検査の対象になっています。

 

 

それはどうゆうことかと言うと、この3つ以外の染色体には、
より重要な遺伝情報が多いため、もし異常が起きると、胎児は早い段階で流産してしまうのだそうです。

 

 

ということは、13・18・21番の染色体異常は、全体として考えると比較的、
軽度の異常で流産せずに出生できるケースだということなのです。

 

 

軽度とは染色体異常の観点からであって、
実際に知的障害や心臓の異常などのお子さんの障害の重さは軽度とは言えません。

 

 

染色体異常は、出生前診断でしか知ることはできません。
どうにかリスクを減らせないのか…誰もが思うことだと思います。

 

 

■「葉酸」の摂取

 

妊娠を予定している女性に葉酸を強化した食事を摂るよう勧めているのは、
10年前にはなかったと思います。

 

 

現在いろいろなサプリメントが発売されており、
「葉酸」は妊婦さんが摂取すると良いサプリのひとつとしてドラックストアで見かけることが多くなりました。

 

 

摂取することで、妊娠中のつわりを軽減できる…とも言われていますが、
もっと重要なのは、細胞分裂にかかわるという点です。

 

 

葉酸はDNA形成や細胞分化にとても大事な役割を果たしている、水溶性のB群ビタミンの一つです。

 

 

不足すれば細胞の分裂や成長が阻害され、とりわけ細胞分裂が活発な胎児には大きな影響が生じます。
これは、「神経管欠損症」につながると言われています。

 

 

臨床データからは、葉酸が「神経管欠損症」の発生率を低下させることが明らかになっているそうです。
(神経管欠損症は妊婦の年齢に関係ないとされています)

 

 

葉酸の摂取要求量が高まる妊娠時には、より多い摂取が望まれます。
できれば、妊娠前から摂取したほうがよいでしょう。

 

 

葉酸は「神経管欠損症」を完全に予防できるものではありませんが、
低減してくれるのは確かです。
しかし、ダウン症などの染色体異常は防ぎたくても防げるものではありません。

 

 

アメリカでは、ダウン症の子どもを産んでいる母親の80%が、
35歳未満で、平均年齢は28歳だということです。
この結果から、出産年齢35歳以上で、ダウン症などのリスクが高くなる…とは限らないと思います。

 

 

染色体異常は、母体に原因があるケースは稀だと言えます。
なので、いらぬ心配をせずに、妊娠前から健康的に過ごし、食生活に気を遣い、リラックスして生活してほしいです。

 

■葉酸サプリでダウン症を防げる根拠や研究結果はでている?

 

葉酸は、総合ビタミン剤や妊婦専用ビタミン剤として、市販されています。
サプリメントのコーナーでは、”妊娠中の女性へ”と記載され売られているのを見かけます。

 

 

しかし、妊婦だけが飲むサプリというわけではありません。
子どもも、大人も欠乏すれば、貧血や神経障害、腸機能の不全などの障害が出ます。

 

 

化学名はプテロイルグルタミン酸。
貧血の改善成分として発見されましたが、ある種の乳酸菌生育因子でもあり、
食品中にも広く多く含まれています。

 

 

※生育因子(増殖因子とも言う)とは、特定の細胞の増殖や分化を促進するタンパク質の総称です。

 

 

白米や大豆、牛レバー、魚介類、ほうれん草、さやえんどう、卵などに
多く含まれています。
普段から和食を食べていれば、かなりの量を摂取することができます。

 

 

しかし、ダイエット中、あるいはアルコールを多く飲む人は不足しがちだと言われています。
そして、特に注意したいのが、妊娠を予定している女性です。

 

 

■妊婦に必要不可欠な「葉酸」

 

米国では、妊娠を予定している女性に葉酸を強化した食事を摂るよう勧めています。
これは、出生児の「神経管欠損症」を大幅に減らす事ができるからです。

 

 

※神経管欠損症とは、脳や脊髄のもと(神経管)が
作られる妊娠の4週?5週ころに起きる胎児の先天異常のことです。

 

 

重要なのは、葉酸は、細胞分裂にかかわっている点です。
遺伝子情報を載せたDNAを構成する核酸の成分合成にも葉酸がかかわっています。

 

 

不足すれば、細胞の分裂や成長が阻害され、
細胞分裂が活発な胎児には大きな影響が生じます。

 

 

これが神経管欠損症につながってしまいます。
葉酸の摂取要求量が高まる妊娠時には
より多い摂取が望まれます。

 

 

妊娠前から、葉酸不足を予防しようとする働きが米国では活発です。
1998年1月から栄養強化食品(パン・シリアルなど)に葉酸を添加するよう要請しているほどです。

 

 

こうした対策により、神経管欠損症の発生率は減少しました。
1988年以降、25%?30%減少したそうです。

 

 

日本も、平成12年12月に、神経管閉鎖障害の発症リスク低減のために、
妊娠可能な年齢の女性に対して葉酸の摂取を呼びかける情報を提示しました。

 

 

その要項は、
1、二分脊椎発生の原因が葉酸不良によるものだけではないが、
発生率の低減が期待できるので、周知されたい。

 

 

2、葉酸は体内での蓄積が少ないので、毎日の摂取が必要である。

 

 

3、1日あたりの葉酸摂取量が、360μg?5000μgで二分脊椎の予防効果があるとされる。
食事からの摂取量も考慮し、サプリメントでは1日400μgとする。

 

 

4、摂取時期は、脊椎管発生時期が妊娠7週であるから、
少なくとも妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までとしている。
一方、妊娠が判明してからの摂取でも効果がみられたとする報告もある。

 

 

以上、このような文面で提示されたようですが、
日本での葉酸摂取は、まだまだ周知されていないところがあります。
平成12年以降に2人の子どもを産みましたが、
葉酸摂取に関する話など聞いたことがありませんでした。

 

 

ですが、母子手帳には「神経管閉鎖障害の発症リスク低減のために」と記載されていました。
母子手帳の中身を全部読んだ方だけが知り得る情報では、足りない気がします。

 

 

■葉酸で減らせるリスク

 

葉酸補充により、神経管閉鎖障害の他に、早産や先天性異常のリスクが低下することも立証されています。
また、葉酸と総合ビタミンサプリメントを併用した場合、
先天性心疾患のリスクを最小限に抑えることも示唆されています。

 

 

妊娠前後に葉酸を含む総合ビタミン剤を摂取した女性の産児は、
摂取していない女性の産児と比べて、先天性心疾患の発生率が24%減少しました。

 

 

葉酸を摂取して、リスクを下げられるのは、あくまで神経管欠損症と先天性異常のみだと言えます。
ダウン症などの染色体異常は防ぐことはできません。

 

 

染色体異常は、母体が健康であっても発生する可能性があります。
高齢出産をした芸能人が、出生前診断で「ダウン症の可能性がある」と診断されましたが、
産まれてきた子どもは健常者だったそうです。

 

 

この方は↓、葉酸のサプリメント摂取を積極的にしていたそうで、
そのおかげだったのではないかと言われています。

 

 

 

しかし、出生前診断は確率の問題で、外れることもありますから、
一概に葉酸のおかげとは言えません。
とは言え、妊娠の可能性のある女性が妊娠前から葉酸を摂取することは、大事なことです。

 

 

栄養は食事から摂取することが望ましいですが、
過剰摂取しない程度にサプリも利用したいところです。

 

 

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■葉酸はいつから摂取したらよいか?妊娠後期からでも間に合う?

 

出産予定の女性、または妊娠中の女性が積極的に摂取したい「葉酸」。
「妊娠中に必要な栄養素を補える」「つわりが軽くなる」などで、
現在、摂取される方が増えているのではないでしょうか。

 

 

まず、知っていただきたいことは、「葉酸」自体は「つわりの防止・軽減」にはならないということです。
つわりの軽減の役割を果たしてくれるのは、
「ビタミンB6」です。

 

 

つわりの軽減目的で摂取されたい方は、葉酸を含む、総合ビタミン剤を服用するといいでしょう。
もちろん、ビタミンB6も妊娠中にはとても重要な栄養素と言えますので、
摂取を心がけてください。

 

 

「葉酸」を積極的に摂取したい1番の理由として挙げられるのは、
出生児の「神経管欠損症」を大幅に減らす事ができるからです。

 

 

葉酸は水溶性のB群ビタミンの一つで、生体内では他のビタミン同様、補酵素としてはたらいています。
特に重要なのは、DNA形成や細胞分裂にとても大事な役割を果たしているということです。

 

 

遺伝子情報をのせたDNAを構成する核酸の成分合成にも葉酸がかかわっており、
不足すれば細胞分裂や成長が阻害されます。
とりわけ細胞分裂が活発な胎児には大きな影響が生じます。

 

 

葉酸の摂取要求量が高まる妊娠時にはより多く、摂取することで「神経管欠損症」を低減することができるのです。

 

 

米国では、1998年から強制的に葉酸摂取を強化したプログラムが施行され、
パンやシリアルなどに葉酸を添加するよう製造業者に要請しています。
それにより、1998年以降の神経管欠損症の発生率は、25%?30%減少したという結果が出ています。

 

 

日本でも、米国の2年後の2000年、神経管欠損症の発症リスク低減のため、
葉酸摂取が重要だと周知させる情報を提示しました。

 

 

■いつ?どのくらい飲む?葉酸サプリ

 

神経管欠損症の発症リスク低減のために、妊娠可能な年齢の女性に対して、
葉酸の摂取を呼びかけている情報の内容は以下の通りです。

 

 

1、二分脊椎発生の原因が葉酸不良によるものだけではないが、
発生率の低減が期待できるので、周知されたい。
2、葉酸は体内での蓄積が少ないので、毎日の摂取が必要である。

 

 

3、1日あたりの葉酸摂取量が、360μg?5000μgで二分脊椎の予防効果があるとされる。
食事からの摂取量も考慮し、サプリメントでは1日400μgとする。

 

 

4、摂取時期は、脊椎管発生時期が妊娠7週であるから、
少なくとも妊娠の1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までとしている。
一方、妊娠が判明してからの摂取でも効果がみられたとする報告もある。

 

 

以上のことを踏まえ、葉酸の摂取については、妊娠後期では遅く、
妊娠前からが理想的と言えます。
しかし、計画妊娠をしない限り、妊娠前から葉酸を摂取する女性はなかなかいませんよね。

 

 

■葉酸の摂取源

 

葉酸は、貧血の改善成分として発見され、食品中に広く含まれています。

 

 

精白米や大豆、牛レバー、魚介類、ほうれん草、さやえんどう、卵などに多く含まれ、
普段から和食中心に食べていれば、かなりの量を摂ることができそうです。

 

 

妊娠前からの摂取が望ましいのであれば、
普段から食物からの摂取ができるよう心がけていれば、不足になることは免れますね。

 

 

栄養はできるだけ食事から摂取したいですよね。
サプリメントに含まれる必須ビタミンやミネラルだけでなく、
食物には、食物繊維や体によい天然成分もたくさん含んでいます。

 

 

しかし妊娠中は、より多い摂取が望まれるので、
食事のみではなかなか摂取が難しい。
妊娠が判明した段階で、サプリメントをうまく使い補っていくことが有益だと思います。

 

 

そして、妊婦だけが葉酸摂取に積極的になればよいわけではなく、
男性も、妊娠の可能性のない女性も、子どもも必要な栄養素と言えます。

 

 

葉酸の臨床では、次のようなヒト試験例があります。
・心臓疾患のリスクが半減。

 

 

・葉酸の不足が、子宮頸がん、結腸がん、肺がん、乳がん、口腔がんを育てやすくする。
葉酸の数年間にわたる補給により、特に結腸がんの予防に効果があった。

 

 

・動脈硬化、心臓疾患の原因になる血中のホモシステイン濃度が低減。
(葉酸と共に、ビタミンB6、ビタミンB12を併用)

 

 

葉酸がいかに大事な栄養素か、妊婦のみならず知る事ができれば、
妊娠前からの摂取も可能と言えますね。
2・3回出産した妊婦でも知らない人は知らないままだと思います。

 

 

母子手帳に記載されているだけでは、不十分と言えますね。
葉酸が出産する可能性のある女性にとって、大事であることをもっと周知されることを願うばかりです。

 

 

 

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